花びらや枯葉が土に還れずアスファルトの上で行き場を失っている、そんな光景を見るたびに心が痛みます。 人間が暮らしやすくなる為に進歩してきた文明は、今や自然のみならず、人間の心までも破壊しています。まして人の欲望から発した戦争など――
「生きるものすべてが共存し合える世界」そんな願いを込めて、さねとうあきら氏の創作民話8話を語り芝居にしました。
ついくじけてしまいそうな人間の心が、自然の中のエネルギーと共に、生きる力をつかんでゆくこれらの物語は、今の私達にもきっと元気を与えてくれることでしょう。身近なモノを演奏しながら、空と水の青、木々の緑、地べたの茶をテーマカラーとして、親子三代、一緒に楽しめる舞台作りを目指して――。
主宰 にいくら 近子
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